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かけ引きで得られるものは?   

私は、「かけ引き」が嫌いです。

なぜなら、「かけ引き」であまり得るものがないからです。
ただ、不動産取引という仕事柄「かけ引き」をするお客様に出会います。

例えば、不動産を売りたい人は、少しでも高く売りたい。
不動産を買いたい人は、少しでも安く買いたい。

そこで、「かけ引き」が起こるのです。

不動産を売りたい人であれば、「もう少し高くで買ってくれないかな~」
不動産を買いたい人であれば、「もう少し安くならないかな~」

もちろん、私は条件に合うように、話をするのですが、一番困るのが、お客様が決断できてないことです。

不動産を売りたい人であれば、「この金額以下は、売らない!!」
不動産を買いたい人であれば、「この金額以上なら、買わない!!」

とはっきり決断していないことがほとんどです。
中途半端では後悔しか残りません。

人間感情の動物です。
「かけ引き」をすればするほど、「じゃあ、もういいです!!」と相手方は怒ってしまうことも少なくないです。

自分の心の中だけでもいいから、”決断する”ことが大切だと思うのです。

例えば、不動産の売主が1000万円で土地を売っていたとします。
そこに、この土地をBさんが、800万円なら購入したいと言ったとします。

まず私は、Bさんに確認をします。
「800万円なら、この土地を契約するということでいいですね?」
(800万円なら買うと言う決断をしてもらいます)

そして、売主Aさんい連絡をします。
「あの土地を800万円で契約をしたいと言っている、お客様がいらっしゃいますがどうしますか?」

売主Aさんが、「900万円なら売ってもいいけど・・・」と言ったとします。
私は、「じゃあ、900万円以下は売らないということでいいですね?」(900万円以下は売らないという決断をしてもらいます)

売主Aさん「そういうわけじゃないけど・・・」

逆に買主のお客様に「800万円以上は買わないということでいいですね?」というケースもあります。

何と言えばいいのかわかりませんが、私はただの伝言板ではありません。
お客様に”決断”してもらう仕事をしていると思うのです。

「それ以上は、縁がなかったと思ってあきらめます」

と言えるお客様の方が、私は、はっきりしていて気持がいいと思います。

もちろん、私は不動産業のプロとして、妥当な交渉なのかを意見は言わせてもらいます。

何を言いたいのかというと、お互いが覚悟を決めることによって、後悔がなくなるということです。

私は、いつも自分の中でボーダーラインを決めています。
それ以上の、何らか交渉があったら、お客様だってお断りします。


ある先輩から聞いた話があります。

「社長の仕事は、決断することだ!」

私は、その通りだと思います。

マイホームを買うとき、売るときは、あなたが社長です。

人ではなく、自分で決断してください。
(ただし、アドバイスを聞く事は大切です)

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「今日の言葉」

自分から逃げれば逃げるほど、生き甲斐も遠ざかる。

- 淡谷 のり子 -

by yumenet-k | 2008-06-29 01:05 | 仕事の事

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